木材は9月頃から2月頃くらいまで切り出されます。春から夏にかけては木に水分を多く含み、変形しやすく、養分が多く入っているので虫が付きやすいので、この時期はあまり木を切りません。
10月、11月、12月は材木市が盛んに行われます。今から材料を仕入れてある程度の大きさに製材しておいておけば、来春以降に使えるようになります。
自然乾燥(天然乾燥)なので半年はおいておきます。
それに対して、一般に売られている材料はほとんどが人工乾燥(高温乾燥)です。高温乾燥は100℃以上の釜に入れて乾燥させます。木の割れがほとんどなく、きれいに見えますが、油分が抜けてパサパサになってしまいます。粘りがなく色艶がなく、元気のない木になってしまいます。
すぐに材木を使いたい場合は人工乾燥材になってしまいます。
しかし、元気のない木は使いたくないので、この時期に主だった材木を仕入れておきます。11月29日は奈良で市が開かれます。今回はスギの建具材(框材)を仕入れたいと思います。
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