耐震
耐震 6〜7寸角の通し柱を4隅に配し、中央部にも7寸角の通し柱を配することで、建て方(上棟)したときに仮筋交いなしでもしっかり建っており、2階に上がってもグラグラしません。明らかに他の木造住宅とは違いが分かります。
樹齢100年以上のスギの7寸角の通し柱と赤松の太鼓梁です。太い柱でも2階や小屋裏まで通っている柱でないと強度は出ません。通し柱の長さは6〜7mくらいのものを使っています。
免震
もともと日本の木造建築は地震の大きな力をいなして壊れないようにするのが基本でした。それが西洋建築が入り、剛で動かないように作るという考え方に変わり、法律で義務づけられるようになりました。
そこで地震力をいなすということを免震装置UFO-Eでローコストで実現しました。24〜30万円の追加費用で免震構造仕様に出来ます。
UFO-Eの動画
耐水害
写真は岡山県真備町で水に使った建具です。
住宅メーカーが台頭してきた住宅業界では、多くの家のドア、ドア枠、キッチン、家具、幅木、窓枠がMDFという木くずの固めたものにプリント木目を付けたものです。これが水に濡れると水が入り膨張し、変形します。乾いたら変形したままで再利用できません。
床は幅広の合板です。下地も幅広の合板です。水がその合板と合板の間に入るとなかなか乾きません。和室の天井板も合板です。濡れたらそのうちカビてきます。
床上浸水した家では1階の家具、建具、床、キッチン、壁の中の断熱材を取り替えなければなりません。その費用は300万円とも400万円とも言われます。
それに対し、天然住宅LIFEではMDFは一切使っておらず、内部の雑巾拭きと壁の中の断熱材の取替とクロスの張り替え、外壁板の張り替えだけ済みます。120万円くらいでほぼ元通りになります。
キッチンはタカラスタンダードのもので内部や引出が金属で出来ており、変形しません。掃除すれば使えます。
断熱材
環境負荷の少ない素材として国産木材の内断熱材ウッドファイバーを使っています。ドイツの技術で木の繊維を綿のようにして断熱材にするというもので、北海道のカラ松を主に原料にしています。
断熱性のほか、蓄熱性、遮音性、調湿性を有しており、多機能な素材です。施工性も良く、大工さんに人気です。
また、オプションで外張り断熱材としてリサイクル木材90%以上のイーストボードを使っています。外壁に+40mm断熱材が張られますので機密性がとても上がります。これも同じく、蓄熱性、遮音性、調湿性があり、家全体の蓄熱量は通常のグラスウールや発泡ウレタンなどと比べ何十倍もあります。
この蓄熱量が大きい家ほど、夜と昼間の温度差が小さくなり、家の中が快適になります。
冬は昼間の熱を朝まで保ちますので、朝が寒くないのです。
夏は屋根に当たる熱量が大きいので屋根を2重構造にして熱を逃がします。