使う予定決まってないのに赤松30本購入
2019年12月19日、奈良県の桜井市で昨年に続き、赤松の市に参加してきました。
昨年より、数量は少なく参加者も少ないです。今年は相場が下がり過ぎて、開催しないと言われていましたが、ギリギリになって開催することになりました。
しかし、あまりにも売れないです。希望価格の半値以下がザラ。売れないものが次から次と。
3万両とは、丸太の体積の1m3当たりの値段が3万円ということです。末口50cm長さ4mのものは0.5×0.5×4m=1m3です。3万両なら1m3×3万円=3万円ということです。
だいたいが1〜2万両で取引されていました。
昨年よりも5千円くらい相場が下がっている感じです。
こんなに売れなければ来年はもう開かれないでしょう。
太い丸太も多く売られていました。1本の太い丸太から2本の梁がとれます。年輪の中心(芯)を避けて製材して取れた材は、芯去り材といい、割れがほとんど入らなくきれいに材を見せることができます。
昨年はこの芯去り材の赤松を使いました。一度、これを使うと出来映えが美しく、使い続けていきたいですね。でもこの時期に買わないと手に入りません。
設計の仕事がないのにその材に惚れて太い赤松丸太を30本(4m23本、5m7本)、買いました。
一番長いもので12m。9m、8m、7m、6mと20〜30本ずつ出ていました。集成材を使わなくても長物が使えるのに。長物の競りが始まる前に会場を出ました。そこまでいたらついつい買ってしまうからです。
8mの梁なら4間飛ばせます。無垢材で大きな空間が設計出来ます。
今、買っておくと来年の6月以降に使えます。来年の秋の着工の仕事が来ますように。それが叶わず再来年になるとカビや虫食い、変形でだいぶ使えなくなるそうで、30本が無駄になってしまいます。
安くよい材料を使いたい思いが強く、リスク覚悟で赤松丸太30本、梁にして60本分を購入しました。
赤松の競りの様子
https://youtu.be/B-F1bp03gHM
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